■一週間で作る1/144アッグガイ講座4・5日目【表面処理と塗装】■
工作が終わったパーツを組上げた状態
合わせ目消しの段差を埋める作業はパテではなく瞬間接着剤を使用します
パテよりも乾燥が速く、また強度もプラより強いくらいなので手早く作業ができます
このキットは全体的にプラが厚めで段差はさほど大きくありませんが、隙間がところどころに出ますのであまり大きい場合は0.3mmプラ板を貼って処理してもよいでしょう
表面処理に使う工具
アートナイフでカンナがけし、板やすりで平坦にし、スポンジやすりで表面を整えます
終わったら洗面器等にパーツを入れ、中性洗剤と古歯ブラシで水洗いします(画像なし)
水洗いが済んだらよく水を切って乾燥させ、乾いたらいよいよ塗装です
塗装は筆で行います(塗り分けが多く、マスキングをして塗装していると時間がかかってしまうため)
筆塗りなのでリターダーを10%加え、必要に応じてうすめ液で塗装を希釈します
塗装の希釈は(ラッカーの場合は)「2倍」とよく入門書に書いてありますが体で覚えてください
なぜなら、(新品ならともかく)一度開封した塗料は少なからず揮発しているので濃さがまちまちです
夏場などは塗ってるそばから濃度が変わりますので「濃い」と感じたら薄め液を追加します
もし薄めすぎてしまた場合はフタをあけたままにして窓の外でしばらく放置しましょう
筆塗りのコツとしては「薄く何度も塗る」です
一度塗り、乾かしてから2度目塗ります(それを3〜4回繰り返す)
筆を何本か用意して、塗った部分の乾燥を待っている間に別の部分を塗るような流れ作業にすると効率がよいです
塗装の順番は隠ぺい力の弱い色から塗っていきます
今回の例で言うと白→黄土色→グレーor茶色、です
これは、塗装途中ではみ出しても後で濃い色で塗り重ねればリカバリーができるからです