君にも出来る!?旧キットハイザック攻略法
初期状態
接着済み、マジックインキによる妙なディテールが入っています
Zガンダム世代のキットを作る際に利用できる簡単な関節の作成方法を以下に紹介します
足首にはコトブキヤのボールジョイント(大)を仕込みます
(前後で軸受けを削って調整すれば)デフォルトのポリキャップ取り付けの位置にそのまま設置できます
脛の部分は凹凸でポリキャップを挟み込む方式なので、凸軸を少し残して切り落とし、左右にピンバイズで穴を開けたプラ材(角)を接着して凹凹にし、キット付属のポリキャップAを設置します
こうする事により引き出し式のボールジョイントとなり、足首周りの可動範囲がぐっと広がります
膝関節はコトブキヤのT字ジョイント(小)を仕込みます
膝パーツの凸軸に左右から挟むように刺す形ですが、そのままではサイズが小さすぎるのでピンバイズで調整します
次に太ももの方に軸受けを作ります
あらかじめポリキャップBの受け部分の「○」を「C」状にカッターナイフ等で加工しておきます
次に写真の位置でプラ材(角)をしっかり接着し、接着剤が乾いたら矢印の方向にピンバイズで穴を開けます
これで膝の後ハメ加工は終了です
ただしT字ジョイントの軸は折れやすいので真ちゅう線に置き換えておくとなお良いです
次に股関節の作り方です
キットの十字のパーツは使用せずに、コトブキヤのボールジョイント(大)とローリングジョイントを使用して写真のようなパーツを作ります
コトブキヤのローリングジョイントの軸の片方を切り落とします
ボールジョイントは軸が若干長いので1mm程切り落として調整し、ローリングジョイントは切り落とした軸の基部にピンバイズで穴を開けます
ボールジョイント(大)に写真のように取り付けますが、そのままだと若干ゆるいので外れやすくなってしまいます
ポリパーツなので接着不可、という事で対応としては凸の部分をライターで若干あぶって溶かし、直後にローリングジョイントを差し込むと接着したような感じで固定できます
※火の扱いには十分注意してください!
太ももに取り付けるポリキャップAの片方を写真のように加工します(そのままだとローリングジョイントが干渉して左右のバランスが取れないため)
加工後のパーツ構成
この時、写真のように太ももの取り付け部の外装を削っておくと可動範囲が広がって良いでしょう
本体への取り付け
本体の股関節周りをニッパーやナイフで切り取り、プラ材(角)にピンバイズで穴を開けたものを接着して受けを作って取り付けます
肘関節
基本的に膝関節と手法は同じです
コトブキヤのT字ジョイントを取り付け、上腕はC字に切り裂き、プラ材で凹状の受けを取り付ければ後ハメが可能となります
手首は写真のようにプラ版を貼り付け、ピンバイズで穴を開けてポリ軸で接続しています(ボールジョイントを取り付ける事も可能ですが、そこまでする必要は無いと判断したのでこの形をとりました)
首の取り付け
首は「Φ」のようにナイフで削り、本体は90度角度を変えて「Φ」に削ります
首を真横に向けた状態で取り付け、正面を向かせれば取り付けられます
以前はポリ軸とプラ材(角)により差し込み式でした
今回このような形にしたの事には深い意味はありません
左:改修前、右:改修後
股関節と足首にボールジョイントが入って立ちポーズが決まるようになりました
ポージングが変わるだけでプロポーションを変えずともかっこよくなるのがわかるかと思います
また、足は関節部分で延長されているので長く見えます
太ももや脛を切り刻んで延長しなくても同様の効果が得られるので作業時間が短縮できます