MS−09R-HC 試作“高機動型リック・ドム[GOZAさん]
MS−09R-HC 試作“高機動型リック・ドム”[GOZAさん]





【製作】  GXGはお久しぶり、のGOZAでした。
 今回のお題はドム、ドムは嫌いではないですがそれほど思い入れがないというMSで、どう作ろうか随分悩みました。
 や、普通に作ればいいんでしょうけど、それはそれで私が作る私だけのプラモと言う私の存在意義が(笑)。
 という訳で、地上用はドムトロでやったので今度は宇宙用で…ギャン用に暖めていた高運動展開型バックパックと言うネタをツィマッド社製繋がりと言う事でこちらに流用。
 高運動と言うとやはり06R、蹴落として暫定主力を勝ち取ったドムが逆に06Rみたく脚とバックパックを交換して高運動っぽくすると言うのは面白いかな?と思い立ち、製作を開始しました。


 で、バックパックはギャンみたいな2本筒がガバッと開くと高運動になると言うもので主にプラ素材からの自作、それを着ける為に背中は凸凹を削り落としてフラットにしてポリキャップ等で接続部分を作りましたが、ここが取り外しとかするとすぐ破損して困り者に…特に隙間を埋めたアルテコのSSPが頻繁に割れ、今も実はひび割れが…(汗)。


 で、バックパックが展開式なのでついでに脚部も展開式に…チラッと開く方が内部パーツを作るのが少なくて済みますしね(笑)。
 一見ただのドムだけど、展開すると凄いんです…みたいなインパクト〜!があるかなと思って自分の技術も無視して手を出しました。
 接続はポリパーツで、後は脚の外側を切り取ってひたすらすり合わせ作業。
 まぁ何とか見れるようにはなったと思います(汗)。
 キットの改装は胸のスプレッドビームの削除と、脛の裾の角度を変えた事。
 特に裾はキットのままだとパーツ単体で見ると違和感はないんですが、組み上げて大河原立ち(今はカトキ立ちと言うのかな?)させたら裾が角度が付き過ぎている感じがするので、大河原立ちをした脚の開きで裾がなるべく地面と平行になるように内側を切り、外側を延長しました。
 後は手首の関節のポリパーツにスプリングを使ったとか、モノアイを100円ショップに売ってたなんかのパーツだったり、角着けたり、膝にケンプファーみたいにラッチをつけたり。
 あ、モノアイの透明パーツ、つけたんですがなんかおもちゃっぽく見えたんで外しました。




 塗装は紫が余り好きじゃなかったので、ロービジーっぽいグレー系で…ちなみにタミヤのアクリルをエアブラシです。
 濃い部分はジャーマングレー、脚と膝の黒いのはNATOブラック、薄い部分はダークシーグレーを塗ってから凸凹部分や端っこ等を残すようにスカイグレーを重ねたグラデーをかけましたが…ウェザリング後は全然目立ちません(泣)。
 スカートとか裾とかの内側は赤く塗ってます。
 仕上げにデカールをちょっと貼ってエナメルで墨入れとウェザリングし、ドライブラシをかけています。
 写真で気がつきましたがデカールがテカっているのが……マッデム!!(マキシマム・ガッデムの意味)
 GXGでの私と言えば、ゆんゆん装備だったんですが…そろそろネタも尽きたんでオリジナル武装は“MMP−81 ザクマシンガンII”のみ。
 これはアーマードコアの武器セットの火炎放射器に、1/100のザクマシンガンのノズルと1/144のザクマシンガンのドラムマガジンといくつかのデコレートパーツで。
 ジャイアントバズとヒートソードがキットの物で、ゲルググのシールドを1/144ジョニーゲルググから、ヒートホークとシュツルムファーストは今までに作った物から流用しました。
 後は市販のGタンクでプロペラントを、基部はプラ素材で作りました。

 元キットの出来がいいのでやりたい部分以外はいじらなくていいのがいいですよね!  膝の後ハメにはちょっと苦労しましたが、腿部分も腕の用に筒パーツを被せるようになっていたので最低限の改装で済みましたし、バンダイの技術力を見せ付けられた気分です。
 なかなか面白かったですが…余裕の貼る筈のスケジュールが、ゲームに嵌ってたので最後は駆け足になってしまったのは今回も大反省です。






[イッソさんのコメント]
BPや足のフレアが、パカパカ開いてノズル飛び出すという、変に凝った機構はいかにもツィマッド社が実際にやりそうなことでね。
無理やりギャミックを内装してるんで、稼働時間とか極端に短そうな所とか、妙にデンジャラスで良いですよ。
お馴染みの武器類は、今回は少し大人し目ですが、限られた枚数で見せるのには、これ位が丁度いいのかも知れませんね。
兎に角、完成おめでとうございます。

[iyahhoのコメント]
いつもは地上型ばかりつくってらっしゃるので今回の宇宙仕様はとても新鮮にうつります
ぱっと見ノーマルなんですが、色々と手を加えられているようですね
その辺のこだわりは流石です
関心したのは足のマウントラッチです
私も足にラッチの取り付けをドムツヴァイの時に考えたんですが上手くいかず断念したのですが「その手があったか!」と思わず膝を打ちました
ヒートホークをマウントしてるのがかっこいいです
ゆんゆん装備はないものの、ライフルが良い味を出していて好感が持てます
バックパックはドラグナーのそれを思い浮かべたり

[ばっちさんのコメント]
HGUCコンペ・ドムトローペン編では超豪華装備をこさえてくださったのが思い出されますが、 今回のはポイントを抑えたまとまりある作品ですね。
ギャン用にと温めていたというバックパックにしてもドムに試験的に付けられて構造上の複雑さからギャンではああなった… みたいな風に感じられました

[匠さんのコメント]
はじめまして、
ドムにゲルググの盾は
懐かしくて思わずニヤッとしてしまいました。
バックパックも展開するなんて、予想外でして
とても楽しい作品ですね。



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